2015-01-01から1年間の記事一覧
遠野物語remix (角川文庫)京極 夏彦, 柳田 國男何度かめくってみたものの読みきれていなかった遠野ものがたりだったが、京極夏彦がこうやって読みやすくしてくれれば俺でも読める。暑くなってくると京極夏彦が気になってつい手にとってしまうのは日本人…
書き出しの最後の文「まるで拾った宝くじが当たったように不運な一日は 、その電話で始まったのだ」この言い回しが面白く読んでみることにした。しかし読んでみるとこの探偵、並の皮肉屋じゃない。全編通して出るわ出るわのじゃんじゃん横丁。俺はこんな奴と…
日輪の遺産 (講談社文庫)作者: 浅田次郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/09/28メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る マッカーサーがマニラに隠したフィリピン独立のための資金、そいつがマラカニアン宮殿の地下から密かに日本へと運ばれた。プ…
巷で話題の書き出し小説を入手しました。小説の書き出しというのは作品の出来、評価、売り上げに大きく掛かるところでありどの作家も一段と力を入れるところです、事実超有名作は冒頭にインパクト大なので無意識に覚えていたりするものです。たとえば「吾輩…
UULA加入に伴いAppleTVを導入した。最強にハピーな映画ライフが待ってると思いきや思いの外良くない、電波がしょっちゅう途切れる。無線ルーター老朽化を疑ったがヨドバシカメラ店員さん曰く3年以上使っているとやはりそういうことは普通にありえますとのこ…
ハヤカワ文庫半額の時、半額につられつい購入。天才的発明家で猫好きで人を疑わない愛すべき主人公が特許を奪われ会社を奪われ、酒に溺れてるという情けなく腹立たしい前半から、後半でタイムスリップとゴールドスリープで一気に挽回していく様や伏線を回収…