2014-12-11 隆 慶一郎の『一夢庵風流記 新潮文庫』読了 前田慶次郎。身を滅ぼしかねないほどの悪戯や豪胆な戦っぷりに男惚れさせられる。会津陣出陣は思い切り華麗で、利家にぶん殴られるところでは潔く、戦をさせては無双し敵陣を割り、かぶきおさめて風流する。何をさせてもとにかく読み手は血湧き肉躍る。終盤の直江兼続と上杉景勝が武将としての生き様で男っぷりであげるのがまた特に上杉贔屓の自身には堪らない。はあと溜息が出るほどいい娯楽だった。一夢庵風流記 (新潮文庫)作者: 隆慶一郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/06/01メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る